目次
このサイトの目的
このサイトではパソコン作業を自動化するテクニックを紹介していきます。紹介するテクニックがみなさんの業務の自動化に役立てれば幸いです。
あくまでもPC作業の自動化にフォーカスしているため、通常のプログラミング言語(CやC++)でソフトウェアを作成するという内容はあまり登場せず、GUI(グラフィカルユーザーインタフェース)の操作及びスクリプティング(Excel VBA、bash、Javascript)を紹介します。
なぜ自動化をする必要があるのか
昨今では「子供にプログラミングを学ばせるべき」という声が大きくなってきています。しかし具体的になぜプログラミングを学ぶべきなのか、プログラミングを学んで結局どうなるのかがあまり紹介されていないように感じます。また、ブラック企業での長時間労働に伴う鬱や自殺といった問題もクローズアップされています。こういった問題を回避する方法はいくつかあると考えられますが、自動化による人間の労働からの解放がメジャーな手法の1つになります。
自動化のメリット
- コンピュータは人間よりも高速に物事をこなすことができる
- コンピュータは人間よりも正確に物事をこなすことができる
- コンピュータは24時間稼働できる
- 人間はより創造的な活動に集中できるようになる
- 人間はより自由な時間を手に入れられる
計算機が開発された背景には計算の自動化が求められていたから
人間が自動化(計算の補助)をしようとしていたのは今に始まったことではなく、古くは紀元前から「そろばん」という形で人間が計算を素早くかつ正確に試みようとしていたかがわかります。
自動化された物の例
電話の交換機
今は電話番号を打てばすぐにかけた相手に電話がかけられます。
交換機が登場する以前は電話交換手が電話を受けて、電話をかけたい相手を伺ってから配線を変えて電話が繋がるようになっていました。
電話交換手 ‐ 通信用語の基礎知識
http://www.wdic.org/w/WDIC/%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E6%89%8B
駅の改札
自動改札機が登場するまでは駅員が改札に立ち、乗客の切符を確認していました。
しかし、自動改札機の登場により、乗客が投入した切符の確認が自動で正確に行われるようになりました。
レジの現金計算
最近のレジはお会計時に現金と投入すると、投入された金額が自動で計算され、お釣りも自動的に出てくるようになりました。
それにより金銭の授受が正確にできるようになりました。また、商品のレジへの登録はスタッフが行い、会計だけお客さんにしてもらうスーパーも登場してきました。
日本におけるプログラミング(自動化)事情
少し前に各国における仕事上で自動化するためのツールをプログラムする割合のグラフをみたことがありました。(ソースは失念)
それによると日本は他の国に比べてプログラムを作成する割合が低いという結果になっていました。
これが意味するのは、日本人は割合としてIT作業を効率化することに無頓着なのではないかと感じました。なぜ無頓着になるかというと
プログラミングができない
何が自動化できるのかがわからない
そもそも自動化しようと思わない
という理由が挙げられるかと思います。
また上記3つの壁をクリアしていたとしても、上司が自動化を認めず、手作業での結果しか認めないといったことがあるかもしれません。
私は情報系の学科の大学生の頃からプログラミングをしており、仕事上(本職ではない)でもプログラミングをしています。しかし、大学で情報系の学科を出ていたとしてもプログラミングができない人というのは意外と多いものです。
これを聞いて他の学科出身の人は驚くかもしれませんが、そんなものなんです。
また、システムインテグレーターでSEをしていてもプログラミングができないという人もいるので驚きです。
プログラミングに対する個人的な考え
私は全員がプログラミングができる必要はないと思っています。やはりプログラミングは専門的な技能であり、モノにするのに時間がかかるからです。
しかし、プログラミングができなくても、この考えだけは持っておくべきだと思っています。
「自分が今している作業、もしかして自動化できるんじゃないか?」
これが考えられるようになれば、あとは専門家に相談して自動化を進めていけるでしょう。